実力不足を運で補って社労士資格にギリギリ合格した私が、なんとか資格を活用できないか模索する日々を記録したいなと始めたブログですが、社労士関連は事務指定講習を修了しないことには動きもありませんので、日記代わりに休日の出来事なども書いていきたいなと思います。
東京の高い橋ベスト3
2018年に東京へ単身赴任し、すでに5年目に突入しています。
一人で東京で過ごす休日も多く、そういう時はだいたい都内のあちこちを散歩しています。
最近は東京の土手歩きにハマってあちこちの橋を渡るのですが、高い橋の上から見る景色はとても爽快。
てことで、今回は東京の高い橋ベスト3を歩いて渡りたいと思います。
「高さ」にも色々とありますが(知名度が高いとか通行料が高いとか)、今回は橋げたの高さが高い橋ベスト3を徒歩で渡る散歩です。
ちなみに東京の高さベスト3の橋は
1位 東京ゲートブリッジ
2位 レインボーブリッジ
3位 荒川河口橋
で、いずれも湾岸地域にあり、全て徒歩で渡ることができるのです。
JR京葉線「葛西臨海公園駅」を出発し、荒川河口橋→東京ゲートブリッジ→レインボーブリッジと順番に渡り、そのまま徒歩で帰宅する計画です。
葛西臨海公園駅→荒川河口橋
よく晴れた秋の祝日。13時30分に「葛西臨海公園駅」を出発しました。諸事情によりスタート時間が遅くなってしまいました。
公園内の祝日を楽しむ家族連れやカップルを尻目に駐車場を抜け、首都高速が走る駅の北側、国道357号線の歩道を西へ向かいます。
1kmほど西へ進むと荒川に突き当たり、さっそく高さ第3位の「荒川河口橋」の真下へ。
橋の下をくぐって国道357号線を100mほど折り返すと、橋に昇るための螺旋通路があります。歩行者や自転車はここからでないと橋へは上がれないと思うのですが、なかなか見つけづらい場所にあります。
橋へ昇ると海風が強く見晴らしも大変良いのですが、国道も首都高も交通量が多く、排気ガスを大量に浴びているのかなと考えてしまうと爽快感は半減しました。
橋を渡りながら、荒川左岸の「健康の道サイクリングロード」を眺めます。この「健康の道サイクリングロード」は2kmほど上流の清砂大橋から河口まで続くサイクリングロードで、荒川の土手界隈では最もよく整備されたサイクリングロードではないかと思います。
最上部24.9mからの眺めです。都心のビル群やスカイツリーなどがよく見えます。
ちなみに、この荒川河口橋の歩道は上流側にしかなく海側を渡ることはできません。歩道から海側を見ても車道と首都高で遮られて何も見えないです。
新木場→東京ゲートブリッジ
荒川河口橋を渡りきると江東区新木場です。最初の信号を左折し若洲方面、東京ゲートブリッジへ向かいます。
歩道をしばらく歩いていると、道の脇に「新木場緑道公園」という案内板と海方面へ続く歩道橋がありました。
案内へ従って歩道橋を進むと、海の向こうに東京ディズニーリゾートが見えてきました。
新木場緑道公園は海沿いに整備された遊歩道。南下すると左手に東京湾とディズニーリゾートと房総半島の眺め。右手に東京ヘリポート。
遊歩道の途中には、無料の望遠鏡もありました。葛西臨海公園や東京ディズニーリゾートに群がる人の姿まではっきりと見て取れる高性能の望遠鏡。
「見ろ、人がゴミのようだ」
東京ヘリポートでは、祝日にも関わらず頻繁にヘリコプターが離発着しており、見学用の簡易テラスまで設置されていました。
若洲橋を渡り、若洲海浜公園へ。
若洲公園の大部分はゴルフ場で、ゴルフ場を取り囲むように海沿いにサイクリングロードや歩道が整備されています。それにしても東京の公園はどこも本当にきれいに整備されていて、地方の人間にはうらやましい限りです。
ゴルフ場をグルっと周回すると東京ゲートブリッジが見えてきました。2頭の恐竜が向かい合ったような特徴的なフォルムです。この日は橋の間から富士山もきれいに見えました。
ゲートブリッジには海釣り施設のそばの「若洲昇降タワー」のエレベーターで昇ることができます。8階が橋との連絡通路、9階が展望フロアとなっていましたが、展望フロアからの見晴らしはそれほどよくありませんでした。
橋の最上部は87.8m。25階建てビル相当とかなりの高さがあり、画像では分かりづらいですが、この高さから眺めると富士山がかなり近くにあるように感じました。
東京ゲートブリッジは反対の中央防波堤方面へ歩いて渡って降りることはできないため、途中で若洲方面へ引き返す必要があります。
東京ゲートブリッジから若洲公園へ戻ると、その時点で既に歩行距離が11km、時間も16時30分になってしまいました。地図上での距離の目測を完全に見誤ってしまっており、この時点で当初考えていたよりも1時間ほど遅れてしまっていました。
ゲートブリッジ→お台場
グーグルマップで若洲公園からレインボーブリッジまでの経路検索すると9km。徒歩で90分。
レインボーブリッジは11月~3月は18時で歩道が閉まってしまうので、歩いて向かっていてはギリギリ間に合いません。新木場から「りんかい線」を使うという手もありますが、散歩の途中で乗り物に乗りたくないという謎のこだわりがあり。。。
ということで、奇跡的に18時に間に合えばレインボーブリッジを渡り、間に合わなければその時に考えることにして、徒歩でお台場方面へ向かいました。
新木場方面へ若洲橋を渡っている途中で日の入り時刻を迎えました。ちょうど富士山の脇に日が沈んでいきます。港のガントリークレーンが逆光で本当に巨大なキリンのように見えます。
日が暮れてしまってからは、ひたすらお台場方面へ。歩行距離が15kmを過ぎたあたりから足に疲れと空腹を感じるようになりました。
空腹を感じ出すと、急にあちこちに「ゆで太郎」といううどん・そばの店が目に付くようになりました。でも祝日だからどこも営業はしていません。
営業してないとなると、なぜか余計に食べたくなります。
2~3軒の準備中の「ゆで太郎」を尻目にりんかい線「東雲駅」あたりまで進んだところ、突如として営業中の「ゆで太郎」がありました。
ここで立ち寄ったら確実にレインボーブリッジは渡れません。でもレインボーブリッジはまた日を改めて来ることはあっても、ここで「ゆで太郎」を逃すと、おそらく二度とは「ゆで太郎」に来ることはありません。
気が付いたら入店して食券を購入していました。。。。
蕎麦をすすりながら、現在地から自宅までの経路検索をしたところ8km。もうレインボーブリッジは渡れないので、お台場まで行く意味はありません。
一瞬、ここからルートを自宅方面へ変えることも考えました。が、お台場まで行くと決めて歩き始めたのだから、意味はなくともお台場まで行こうと思い直しました。どんな小さなことでも最初に決めたことをやり遂げると達成感は得られるものです。
しかし、お台場と言ってもまぁまぁ広いです。お台場のどこまで行くのって考えた時に、私が行きたい場所は一つしかありませんでした。
お台場でも一番端。ダイバーシティ東京のガンダムベースへ。歩行距離が20kmを超え、足の疲労も相当でしたが、店内をぐるっと見て回った後、メンテ中で首がないユニコーンガンダムも見て回りました。
現在地から自宅まで経路検索すると13km。実はこれまで最も長い距離を歩いたのが17kmなので、すでに未知の領域に突入しています。ここから先はどこまで歩けるか分かりません。ダメなら途中で地下鉄に乗ることも視野に自宅方面へ歩き始めました。
お台場~豊洲~自宅
お台場から橋をいくつか渡り豊洲へ。豊洲は近未来の街です。埋め立て地を取り囲むように海に面したところが「豊洲ぐるり公園」となっています。
豊洲の埋め立て地の突端のデッキに腰かけて、本当なら徒歩で渡りたかったレインボーブリッジを眺めました。
この時点ですでに20時を過ぎ、歩行距離24km。足はクタクタでした。
葛西臨海公園駅を出発したときに、なぜ日が暮れる前にここまて歩いてこられると思ったのか、、、どういう見込みだったのか、、、自分で自分を問い詰めたい気持ちで一杯でした。
一度座り込んでしまうとなかなか立ち上がることができず30分ほど休憩した後、豊洲大橋を渡って晴海へ。豊洲大橋の緑と青のライトアップがきれいでした。
橋を渡ると明かりが一切灯っていない不気味な建物が並びんでいます。オリンピックの選手村を分譲マンションに改装しているのだと思いますが、オリンピックが終わってかなり時が経つのに、まだ引き渡していないのですね。躯体が完成して2~3年。新築と呼べるのでしょうか。。
ここから先は足の疲労と痛みが限界を超え、ただ黙々と何も考えずに歩を進めました。グーグルマップで検索した最短ルートを1mmたりとも外れることなく自宅へ帰りました。
最終的に合計歩行距離33.4km。前半は歩いて橋を渡ることが目的の楽しい散歩でしたが、なぜか後半はとにかく自宅まで歩き切ることが目的のツライ散歩となりました。